遥か彼方へ

好きなことを書いていく

調整期間3日でマネーフィニッシュした話

はじめに

この文章は私、はるか(蟒蛇はるか(故) (@shadoharu) | Twitter)の偏見によって記載された記事です。

何か自分の意見を公表するということは賛同する人もいれば、批判、悪意を持つ人もいることはわかっているので批判等は受け付けますがいちいち返信をするとは限りません。

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目次 

 

 RAGEとは

私はRAGEという大会の形式が本当にくだらないと思う。

しかし、Shadowverseを競技的にプレイしている身として、RAGEに出ない選択肢はない(他に大規模な大会がないため)

RAGEという大会は出会い系マッチングアプリRAGE Shadowverseを通じて大会参加者の中からランダムに選出されたユーザーと戦い続けることになる。

とりあえず今までのRAGEの成績を見てほしい

TOG 0-1

WLD 2-2

SFL 3-2

DBN 2-2

BOS 2-2

(CGS不参加)

今までの結果だけ見てたまたま今回勝っただけの運だけ野郎じゃねぇかって思った人はここでブラウザバックしてくれて構わない。既に閲覧人数にカウントされてるし

 

私が今まで握ったデッキは大体Tier1に有利がつくデッキかミラーに寄せたTier1だ。

毎度メタ外の知らんデッキや知らんカードに轢かれてTwitterでブチギレているのがRAGEの風物詩だった。(例を挙げるとSFLは上級アルケミスト入秘術にロイヤルが抜かれ、DBNは復讐ヴから8Tにメイルストロームサーペントが出てきて死んだ)

マッチングアプリRAGE Shadowverseはメタ外のわけわからんブスとオフさせられるクソアプリであると思っていた。

電車賃払って朝から幕張行ってメタ外のピンポイントデッキ踏み抜くくらいならハッピーメールでもやって夜から女の子と出会った方がまだマシである。

今回、あまりにもやる気がなく、ギリギリから動き始めた要因は完全にコレである。

さて、本題に入ろう。

今回の成績だ。

Day1 5-1

Day2 5-2 マネーフィニッシュ

 

いつもDay1で落ちる男が何故今回Day1 5-1という成績を収めたのか。

Day1

1回戦 RV 2-0

2回戦 WV 2-1

3回戦 RV 2-0

4回戦 RV 1-2

5回戦 RB 2-1

6回戦 DV 2-1

 

まぁ、そういうことである。可愛い子しかいないマッチングアプリ RAGE Shadowverse最高!ハッピーメールやめます!

ちなみにDay2の負けはR×人形リーシェナNmとマゼルベインD×マゼルベインNmである。

D×Nm、完全にプロフィール画像は可愛いのに会ったらモンスターのパターンだった。#シャドバ女子

 

ここまで読んでくださった方はお気づきの通り、今回も私の持ち込みデッキはTier1に有利なデッキである。

しかし、今回の私のターゲットと世間で言われていたTier1の評価は全く違った。

それではここから僕の3日間の軌跡を語っていこう。

 

RAGE調整記


10/2

時は遡り10月2日。日付が変わり火曜日、デッキ登録終了まで残り3日となった瞬間である。

ふと自分のdiscordを見ると、Shadowverseのデッキがぺたぺたと貼られ、通話には10人弱のオタク達が見えた。

「流石に何もやってなさすぎてデッキないし、雛形だけ貰うか。」

通話に入った時、彼らはヴァーナレクの枚数について話し合っていた。

「ヴァーナレクってどれ?」

私の第一声である。そう、真面目にやってないどころか、カードすら把握していなかったのだ(ヴァンパイアの新カード、フラウロスしか知らなかった)

流石にそこまでだとは思わなかった……と絶句されながらも、とりあえずヴァンパイアのレシピを貰い、カードを眺める。

なるほど、序盤のフラウロスゴリ押しプラン、除去による自傷を稼いだ末に闇喰らいの蝙蝠プラン、今までにないタイプの動きをするデッキだ。

とりあえず回すのは後回しにし、現状の環境の流行り、相性といった部分やそれぞれのデッキがどういった勝ち筋を持っているのかを尋ね、脳内で環境をシミュレーションしていく。

ある程度環境を把握したところで、ヴァンパイアを実際に回してみることにした。

ルームマッチを7戦ほどした所でこの日の通話は終了。

その後ランクマッチを2.3戦ほどしたら飽きたのでPUBGをしてから寝た。


10/3

夜20時頃からシャドバの民を募集するもオタクが動き出すのは0時を過ぎてから、お前らヴァンパイアかよ。と思いながらもPUBGで遊んで待ってると眠くなったので結局何もせず寝る。


10/4

昨日僕が寝てから窓のメンツが研究を進めてたらしく徳島ドラゴンなる怪しいデッキが産まれていた。

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(デッキ命名理由は窓内でDiscordのニックネームをTOKUSHIMAにされているぴあの氏が制作したため)

窓内での結論として、世間で流行っている侮蔑ドラゴンは中途半端で使い物にならないため、前に寄せるアプローチになったらしい。

また、レートにロイヤルが急増、実際ポテンシャルのあるデッキだという情報を確認。

いちいち回して相性とか付けてたら時間もないし10戦程度では上振れ、下振れでなんの意味もないデータしか取れないためデッキリスト、やりたいこと、ドローソースの枚数による安定性などから頭の中で相性を決めていく。

ロイヤルの一般的なリストだけ拝借し、数戦ルームマッチを行い、デッキパワーを確認。

この日はまだよく分かっていない環境デッキを回すことにする。

この中で、ギガントキマイラはゴミである。という結論と共に現行のヴァンパイアはギガントキマイラである(後述)という結論が私の中で固まる。

この日はロイヤルが固そうだという印象を掴み終了。

 

10/5 (デッキ登録最終日)

突如私に天啓が舞い降りる。

ビショップやれるやつ説である。

とは言っても、天狐ビショップではない。

ヴァンパイアって自傷してくれるしヘヴンリーナイト2回走ったら相手死ぬんじゃね?

と、言う安直な発想から教会ビショップを試すことに。

対戦相手としてCrona氏にヴァンパイアを回してもらい、実践。

10戦程度行い、微有利がついている可能性が浮上。

冷静に分析した結果、ヴァンパイアはドローソースを回さなきゃいけないタイミングが必ず来るためアミュレットを置く余裕があること、アミュレットから押し付けられる大型フォロワーの処理に手間取りやすいこと、処理に手間どると自傷が足りず、キルターンが遅くなることでヘヴンリーナイトが走ったりチェキババをぶん投げるタイミングが来ることで微妙に不利がついているということが分かった。

しかし、この教会ビショップは対ヴァンパイア以外の対面があまりにも不安な上にそこまで高い勝率が出ている訳でも無いため、ほかのデッキを検討することに。

アミュレットを置く余裕があるのであればPPブーストを撃つ余裕、もしくはそのターン中に盤面を作ることで大きいフォロワーを着地する所まで間に合うのではないか。という発想からランプドラゴンの制作に着手。

発想に辿り着いたのが23時半頃だったが、自分の中で理論上ヴァンパイア、ロイヤル、侮蔑ドラゴンの3種に有利がつく以上持っていかない手はないとの事で1度も回さないままではあるものの持ち込みを決定。

相方は同じくヴァンパイア、(RAGEの平均レベルの)ロイヤルに有利がつくであろうロイヤルを持ち込みその2つを狙っていく構成に。

侮蔑ドラゴンには五分程度かと思われたもののそもそも世に出回っている侮蔑ドラゴンやゴブリン入りのリストは環境上立ち位置が厳しいとわかりきっていたので持ち込む人間はさっさと落ちてくれるだろうと割り切ることに。

 

環境予想

使用率Top

ロイヤル ヴァンパイア

使用率はそこそこだが落ちてくだろうデッキ

侮蔑ドラゴン

母数は少ないが上には上がってくるだろうデッキ

ネクロマンサー AFネメシス

イオナ

ギガントキマイラ 人形ネメシス

 

使用リスト

 

ランプドラゴン

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ミッドレンジロイヤル

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使用リスト解説

 

ドラゴン

 

一般的なランプドラゴンの形からは少しズレた構成となっている。

構築順序を解説しよう。

第一に、ランプドラゴンを使う以上、ロイヤルに負けないことは必須条件である。

この要件を満たすため、ポセイドンをフル投入するところからデッキ構築が始まる。

環境に姦淫の従者、スコルピオ、簒奪の従者と言ったカードが存在する以上アクセラレートでポセイドンをプレイすることはほぼ不可能である。

よって2cフォロワーはある程度の数が求められる。

また、蝙蝠ヴァンパイアの存在から大いなる調停者・ゾーイの採用を決定。

しかし、ゾーイを埋めてお祈りするのは戦術ではなくただの博打である。

ゾーイを戦術レベルまで起用するため、終戦のドラグーンの採用が確定。

ヴァンパイアの姦淫の信者への回答として、1/1/1が3枚では心許ないため、ブレイジングブレスの採用。

反省点としてはドローソースが足りないとアドラメレクを採用したものの、終戦のドラグーンとの噛み合いが悪いこと、実際に回してみるとそこまでドローソースが足りないということはなかったことから炎竜の使役者のほうがよかったな。と思った。

 

ドラゴン 不採用カード

斬竜剣士・ロイ
今期のゲームスピードを考えると、このカードをPPブーストカードとしてカウントすることはほぼ不可能である。実際、ロイを採用したところでチョイスするカードはほとんど殺竜剣になる。

結局のところ、ランプデッキに除去カードが多く積まれるのは、除去によってターンを稼ぐこと=デッキに入っている重いカードの着地が間に合うことであるという理論からであるため、ブーストとしても除去としても中途半端なカードを採用する気にはならなかった。

 

狂えるドレイク

これを入れているランプドラゴンの形を何度か目にしたが、さすがにご都合が過ぎる。

そもそも、9PPある時点で手札が5枚も6枚も残っているのであれば概ね勝ちなのだから必要性が見いだせない。

また、今期の最重要課題は対Rであれば出来るだけ早くきれいな形でポセイドンを着地させること、対Vには中盤に終戦のドラグーンやポセイドン、侮蔑の絶傑・ガルミーユといった大型フォロワーに進化とPPを消費させ、打点を吸いつつアジダハーカまで繋げ、ライフを押し切ることが重要である。

そもそもデッキの構成上横に並べさせないというのが一番であり、並んでから慌ててドレイクを投げている場合ではない。

 

プロトバハムート
自分の手札枚数に依存しない、継続的な脅威という点で狂えるドレイクよりは優れているが、デッキのプラン自体が縦の押し付けor軽いフォロワーを横に並べての打点押し付けで相手のカード、PPを奪っていくという都合上重いAoEは不要。

 

ロイヤル

よくあるロイヤルの形だろう。

特筆すべきことがあるとすれば嵐の槍使いか。

元々対Vの性能は保証されている以上、その強みを生かしたままミラーマッチに強く構築していくのが最重要課題であった。

対Rのアイデアを探し、前日に相談を持ち掛けたところ、ミル氏から嵐の槍使いのアイデアを頂き、拝借することに。

 

ロイヤル 不採用カード

悪魔伯爵・ダリオ

これ入れてるやつほんとに調整したのかなぁって思う。

このカードで闇喰らいの蝙蝠回避するメリットよりデッキに3枚ゴミが入るデメリットをきちんと考えたほうがいい。

大体意味ないしこれ入れてるアホは大体普通に蝙蝠喰らって死んでる。

 

調整段階で捨てたデッキ

 

ギガントキマイラ

このデッキ、そもそもドローソースとスペルブーストを都合よく引かなければならないデッキだったのにも関わらず、真実の宣告という重いカードが加わった結果ますますただの運だけデッキと化した。

すくなくともまともにほかのデッキが回せる人間の持ち込むデッキではない。

 

ヴァンパイア

当時巷に出回っているドローソースの少ないリストは完全に運だけデッキ、ヴァンパイアをアグロデッキかギガントキマイラだと勘違いしている連中なのは明白であった。

当然双石3から構築が始まるものの、プレイ難度の高さのわりに、ドローソースと自傷をきちんとバランスよく引かなければならず、実質ギガントキマイラでは?と思い捨てることに。

今思うと常に80点以上のプレイが出せる自信があれば持ち込みを考えても良いデッキではあったと思う。

 

ネクロマンサー

窓の情報からきちんと存在は把握していたが、情報封鎖が敷かれていたことからRAGEの最多デッキはロイヤルであるという確信を持っていたため選択肢から外した。

もちろんRAGEの平均的なロイヤルに対しては勝てる自信があったが、それ以上にロイヤルミラーの方が僕は勝てると思ったのでネクロマンサーよりもロイヤルを選択した。

今思うとDNの組み合わせでも良かったかもしれないがロイヤルでもヴァンパイアに十分な勝率が出ていたためなんとも。

 

教会ビショップ

ランプより優れてるところが特になかった

 

一番言いたいこと

 

~シャドウバース、ちゃんとやってる人間ほとんどいない説~

 

 

「ネクロマンサーを上位陣が持って行っているのが意外だった」って言ってる人

いや、お前今期誰とも会話しなかったの?

その程度の情報が確保できないのであれば、君が所属しているチーム(笑)は無価値だ、さっさと抜けることをお勧めする。

逆にコミュニティがあるのに聞かなかった。なぜネクロマンサーが強いのかを理解していなかった。というのであればもうそれは論外である。

コミュニティがない、聞ける環境を持っていない。というのであれば何かしらのアプローチで人脈を作ったほうが良いと思う。

 

「環境トップを回せる自信がないから得意なデッキを握る」って言ってる人

勝つ気あります?

そもそもRAGEの平均レベルに達していないならもう論外。もうちょっと頭を使ってプレイしたほうがいい。

そうでないのであればその得意なデッキの立ち位置をきちんと考えた上でGOサインを出してほしい。

そもそも、カードゲームというのは相性不利を毎回プレイで捲ることができるゲームではない。

自身のデッキの立ち位置をきちんと考えてくれ。立ち位置が悪いのであれば素直に環境トップを練習しよう。

超越環境で「俺はコントロールが得意だからビショップを握るぜ!」って言ってる人間を想像してみてほしい。

自分がどれだけ愚かなことをしているのか気づくことができるのではなかろうか。

 

「調整」と称して同じデッキ同士をぶつけて勝ち越すまでやって安心を得てる人

 

私自身、今期のシャドウバースに真剣に取り組んだわけではない。

しかし、それ以上にやってない人間が多すぎる。

これは単純な期間の話ではない。僕より長く、1週間シャドウバースをプレイしていた人間はいくらでもいるだろう。

しかし、彼らの1週間の「調整」は果たして僕の3日間よりも質の高い練習期間だったのだろうか?

そもそも勘違いしている人間が多いので言っておくが、ルームマッチをただ闇雲に行っているだけで「調整」と呼んでいるのであれば、そんな調整は無価値である。

ルームマッチを行う目的は、お互いのデッキの勝ちパターン、負けパターンをきちんと把握することである。

Rミラー、先手が有利になるのは7アーサーを綺麗に着地させた時だ、後手側で勝つためには6Tの簒奪の使徒進化やドラゴンナイツからのヴェインで体力7を維持し、7アーサーを強く使えない場面を作ることが重要だな。逆に先手は横に盤面を広げ、簒奪やヴェインを7アーサーで仕留められる盤面を作るのが重要だ。(実際はそれ以上にレイサムが重要なのでこれに加え、レイサムを基本的にアクセラレートで撃っちゃいけないみたいなルールが付随してくる)

と、ここまでの答えを導きだすのが「調整」である。(実際にその出てきた答えがあっているのかは別問題であるため要検証ではある)

調整時に9-1したからといって、その勝因が「運」にあったのであれば本番で裏切られることはよくある話である。

 

きちんと上記のことはわかっているしこなしていたのに勝てなかった人

自分の負けを分析しよう。プレイミスで負けているのであればそれをどうすれば減らせるのか。

そもそも無理なマッチアップを踏んでしまったのなら環境読みを間違えていなかったか。

間違ってなくてクソデッキ踏んだなら仕方ない。おいしいものでも食って「シャドウバースはクソゲー」と言って気分転換しよう。

 

私の結論

練習は量より質。