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第一回突発はるか杯(仮名)結果

突発大会結果

僕が3/20に開催させていただいた突発大会の結果です。

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 優勝はKG選手でした。おめでとうございます。

 最大勢力であるドロシーウィッチは使用せず、唯一のロイヤル、ドラゴンの選択で優勝を遂げました。

 準優勝は環境の最大勢力、ドロシーウィッチと独特なカードを採用したミッドレンジロイヤルを操ったネギ選手でした。

 

KG選手 フェイスロイヤル

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 ママビート(フェイスドラゴン)

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 KG選手の使用したフェイスロイヤルは現在流行しているタイプのロイヤルから、重いカードの対策や潜伏からの4点ダメージを狙う《ツバキ》が抜かれ、その枠を三種類目の1コストフォロワー、《ゴブリン》に割いており、序盤から相手のライフを狙っていき、長期戦には持ち込ませないといった意図が見られます。デッキコンセプトとして短期決戦を目指しているのですから、盤面に干渉する能力は持っているものの、使用タイミングが後半限定になってしまう《ツバキ》を採用していないのも頷けます。

 フェイスドラゴンは、最近の流行から逆走するように古くからのフェイスドラゴンの武器である《竜の伝令》からの「フォルテママ」こと《ダークドラグーン・フォルテ》確定サーチギミックが搭載されており、《ワイバーンライダー・エイファ》と合わせて8枚の大型疾走フォロワーを抱えた殺意溢れる構成となっています。

 大会ルールがデッキ固定な以上、2つのデッキのコンセプトが早い段階で相手を圧倒し、相手にやりたいことをさせないという点で一貫しており、超越ウィッチなどのアグロに対応しづらいデッキを相手が抱えていれば2タテも狙えますし、それも一つの強みだったように思えます。

 

 ネギ選手 ドロシーテンポウィッチ

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 ミッドレンジロイヤル

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 一方ネギ選手のドロシーウィッチは正に王道といったところでしょうか。

 ドロシーウィッチと呼ばれるデッキは大まかに盤面に干渉するのが得意なこのタイプのドロシーウィッチと《デモンストライク》や《死の舞踏》といった直接相手のライフを奪うタイプのスペルが多く採用されたタイプのドロシーウィッチの2つに別れますが、ネギ選手はドローソースが多く比較的安定したこちらのタイプを採用したようです。

 ネギ選手のミッドレンジロイヤルは3コスト、4コスト帯のカードを1種類に留め、《ガブリエル》や《ファングスレイヤー》といった重めではあるが予想外のダメージを叩きだすカードが採用されています。

 相手の予期しない、わかっていても防げないダメージを突然与えるというコンセプトは3枚投入された《死の舞踏》からも伺えます。

 恐らく、重めのカードを増やすことで同型対決には終盤戦で盤面に決定的な差をつけることができる構成になっていると思うのですが、ここが逆にフェイスに寄せ、序盤対決に持ち込んでくるKG選手のロイヤルやドラゴンに序盤の流れを持っていかれてしまったのかもしれません。

 

 リーダー分布

 ウィッチ-使用者9名

 ロイヤル-使用者8名

 エルフ-使用者4名

 ドラゴン-使用者3名

 ビショップ-使用者2名

 ネクロマンサー、ヴァンパイア-使用者各1名

 

 ウィッチエルフの二強で始まったROB期ですが、リノエルフのキーカードであった《ミニゴブリンメイジ》がナーフされた影響もあり比較的ナーフの影響が小さいウィッチとナーフ直前、環境三番手に立っていたロイヤルの二つが大きなシェアを占める環境に収束しつつあるようです。

 ビショップ、ドラゴンといったデッキはドロシー、リノエルフの組み合わせに有利だということで大会採用が多かったこともあり、片方のリノエルフが減ってきた影響でか、数を減らしたように思えます。

 小さな大会ですし、この大会の分布=環境分布というのは流石に乱暴だとは思いますが比較的環境の数通りの結果といえるのではないでしょうか。

 ROBナーフ後環境の結論が見られるであろうファミ通カップ決勝が楽しみですね。

 それでは今日はこの辺りで終わろうと思います。

 最後に、突発大会に参加してくださった皆様、ありがとうございました。